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マリオとマリオカートとバケシ!!のはなシ。

5.アナログでも、ゲーム同様の白熱レースを

kikai

「バトケシ!!」といえば、アイテムの存在も欠かせませんね。

上田陽平さん

「カーケシ」ということで弾いて遊ぼうとというところまでは結構早い段階で決まったんですけど、『マリオカート』らしさを出そうということで、アイテムを追加しました。
そこで、本河が苦労の末生み出したのがキャップを使ったアイテムのシステムです。

本河明広さん

『マリオカート』といえば、やっぱりアイテムじゃないですか。アイテムを使って抜きつ抜かれつのレースが楽しめるという。
そのアイテムを、どう「バトケシ!!」に組み込むのか、苦労しました。これもこの形に行き着くまで、いくつか案があって、シューターにルーレットが付いていて発射と同時にアイテムが決まる、みたいなのも考えましたね。サイコロ形式にして転がって出た目っていうのが決まってからも、その都度自分で転がすのかとか。結局、ゲームと同じく、カートで当てることにしました。
サイコロ転がすのってそれ自体が運なんですけど、さらにそれに要素を加え、カート自体を当てて転がすというのが個人的に気に入っていて、より戦略性がアップしたんです。

上田陽平さん

当てるか当てられないかの駆け引きが面白いんですよね。
ゲームでも、取れそうで取れなかったりしますし。

kikai

まず、アイテムキャップ何処に置くかというところから勝負が始まるのも面白いですよね。 良いアイテムはちょっと取りづらいところに置いてみたり。それをあえて取りに行くのかっていう。

上田陽平さん

そうなんです。
普通にレースするとゴールを目指すだけなので、自分のカートを逆に打つなんてことないじゃないですか。アイテムがあることで、それを取るためにあえて逆に打つこともあるんです。そこに、遊びとしての選択肢が増えましたね。それで一気に楽しくなりました。

本河明広さん

昔からある「カーケシ」だと、ただゴールを目指すだけの遊びだったんですね。差が付いちゃうと、追いつきづらいんです。でも、アイテムがあることで、ゲーム同様逆転できるようにもなっています。最後までわからない、ドキドキのレースが楽しめます。

kikai

アイテムの種類も、ゲームと同様なんですか?

本河明広さん

そうです。キャップの色ごとにタイプが異なり、アタックタイプとかスピードタイプがあります。
「ランダムブースター」でしか手に入らないミラクルキャップにはサンダーとかもあります。
タイプを変えて、「今回はスピードレースにしよう」といった遊びができるので、キャップによってルールを変えて戦略の異なるバトルが楽しめます。

kikai

なるほど。
アイテムキャップのタイプは4種類なんですね。

本河明広さん

はい。 でも、同じアタックタイプでもいくつか微妙に異なるタイプがあります。
「スターター」と「ランダムブースター」でも、種類が違いますね。

kikai

お気に入りのアイテムとかはありますか?

上田陽平さん

上手くゲームを再現できたなって思うのが2つあって、1つはゲッソーです。“次のターン相手はみんな目をつむって打つ”っていう効果です。視界を奪われるのは、まさにゲームのままですね。ゲームでも、ゲッソーって結構好きなんですよ。
もう1つはミドリこうらです。ゲームのミドリこうらって投げても自分に当たっちゃうことありますよね。「バトケシ!!」では“このキャップを打ち、当たった相手は一回休み”という効果で、下手したら自分に当たっちゃうんですよ(笑)

kikai

あぁー(笑)

上田陽平さん

そういう、リスクあるところが面白いんですよ。

kikai

目をつむったり、逆向きに打ったり、体全体を使って遊べるのが、アナログ玩具ならではですね。

上田陽平さん

そうですね。

本河明広さん

一番出て欲しいのは、やっぱりアカこうらですけどね(笑)

一同 あはは(笑)
本河明広さん

勝つためにはやっぱり・・・。
アカこうらは相手一人を直接打てるんですよ。子供たちに遊んでもらったときも、アカこうらが出た人が王様みたいな扱いでしたからね。「誰にしようかなー」「やめてやめてー」みたいな。

上田陽平さん

あとは・・・パワフルダッシュキノコも好きです。
5秒間打ち放題なんですけど、みんなで5秒数える一体感が良いんですよね。人によって5秒がやたら早かったりして(笑)

kikai

あはは(笑)
そういうのもアナログトイならではですね。









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