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マリオとマリオカートとバケシ!!のはなシ。

4.低コストでハイクオリティなフィギュア

kikai

6月に「ランダムブースターvol.1」が発売されましたが、こちらはどのようにラインナップを決めたんですか?

本河明広さん

まず、「スターター」では手に入らない特別感を出すことにしました。
キャラクターだと、クッパやヘイホーがそうですね。

kikai

それは、上田さんがクッパ大好きだからとかですか?

上田陽平さん

そういう理由も・・・あるかもしれませんね(笑)
vol.4まで、全キャラを出したいと考えているので、人気キャラを散らしたっていうのもあります。

本河明広さん

あと、キャラクターの重量のバランスも考慮しました。
重量級だったらクッパ、軽量級からはヘイホーなど。実際には、消しゴムなので単純に大きい=重いになっちゃうんですけど(笑)

上田陽平さん

カートにしても、ピーチがいるからバースデーガールは欲しいよね、といった見慣れた組み合わせは優先的に採用するようにしました。

kikai

クッパが、スタンダード2種類あるのはなぜですか?

本河明広さん

クッパは「スターター」で出ていなかったから、というのがありますね。
ちなみに、全キャラ全カートに乗せられるように設計しているんですよ。例えば、レトロまるの後ろの煙突部分が凹んでいますよね。これは本来原作には無いんですけど、クッパの背中のトゲを考慮して凹ませてあるんです。

kikai

そうだったんですか!

上田陽平さん

なので、サイズ感を統一するのが大変でした。
ほかのカートに乗ったクッパも、今後出るかもしれませんね。

本河明広さん

最初は一部のキャラクターやカートしか任天堂さんから商品化の許可が下りなかったんです。
レトロまるとか商品ラインナップにありますよね。これらも最初はダメって言われたんですけど、「是非やらせてください、コレクション性も大事なので!」という話をさせていただいて、進めていくうちに原型のクオリティとかも認めていただいて、商品化できたんです。
その結果、ここまでバリエーションを用意できました。

kikai

おおー!
自分も初めて商品を見たとき、レトロまるまで入っていたことに驚きました。マニアックだなぁって(笑)。やっぱり、キャラクターとカートの組み合わせが多いと嬉しいです。

本河明広さん

あとは、造形でいうとやっぱり単色で、目とかも凹凸で表現しなければならないので、その辺を立体感出るように上手く筋彫りしました。ここは任天堂さんにもお褒めいただきましたね。
クッパのこうらの部分とか、我ながら良くできたと思います(笑)

kikai

昔の消しゴムフィギュアってここまで精密じゃなかったですし、すごいクオリティですよね。
ゲームをする上で、オススメのキャラクターはありますか?

上田陽平さん

やっぱり、軽い方が進みやすいですね。
ヘイホー+スタンダードなんかは打ちやすいですし、強すぎず弱すぎずで初心者向けですね。重心が低いので、コケにくいんですよ。カートだと、レトロまるとかだったら重心が中心なので煙突の部分が目印になっていて打ちやすいです。これも比較的初心者向けですね。

kikai

本体によって、打ち方とかも変わってくるんですか?

本河明広さん

本体ごとに重心が違うので、距離を稼ぐためには打つ場所も重要となります。
車高が高いキャラは、上の方を狙った方が良いですよね。

上田陽平さん

クッパは、本体が大きいので重心も上になります。なので、背中部分を狙うと良いです。クッパの場合はこうやってキャップを置いて、その上にシューターを構えると重心を狙いやすいです。

kikai

おおー(笑)

上田陽平さん

通称「キャップ打ち」です。
より良く中心を狙いたければ、こうやってキャップで挟んで安定して打ったり。

kikai

やり込んでいるからこそのテクニックですね(笑)

上田陽平さん

ランダムブースターをたくさん買えば、その分アイテムキャップも付いてくるので、こういう使い方もできますよ。

本河明広さん

アイテムキャップが多いと長いコースが作れたりもするので、上手く活用してください。









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