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■いたずら魔夢をやっつけろ! それは誰も知らない遠いところのお話。 ムウという幸せいっぱいの人たちが住むとても不思議な国、夢宇界。 ムウたちはドリームマシーンを発明して、いい夢をいっぱい作ることにした。 ところがある日、いたずらものの怪物マムーがやってきてドリームマシーンをいじってしまった。 夢の代わりに変なモンスターたちがでてきて大騒ぎ。それを見てマムーは大喜び。 彼を懲らしめなくてはと、みんなはマムーの嫌いな野菜を持ってドリームマシーンに押しかけた。 マムーはたくさんの野菜に押しつぶされて降参したのでした。 めでたしめでしたし。 ・・・という話を読んでいた双子のピキとポキ。 しかし、二人が本の取り合いを始め、最後のマムーが降参したページを破ってしまった。 と、その瞬間、閃光とともに大きな手が現れ、二人を絵本の中に連れ去ってしまった。 悲鳴を聞いて駆けつけたイマジンくんたちが見たものは、ピキとポキとさらっていくマムーの姿。 イマジンくんたちは絵本の中に乗り込み、マムーのいる夢工場を目指すのであった。 ■夢工場って何? フジテレビのイベントのタイアップとして作られたこのゲーム。 そもそも、「夢工場」とは一体何だったのか? どうやら1987年にフジテレビが総力をかけて開催したイベントらしい。 そのキャラクターを使って任天堂が開発したのがこのゲーム。 翌年海外でマリオキャラに変えて「スーパーマリオブラザーズ2」として発売されたのは言うまでもない。 ■「マリオUSA」の原作です 言わずと知れた、「スーパーマリオUSA」の原作ソフト。 ここはマリオファンサイトなので、マリオUSAを基準に書かせてもらと・・・ 登場キャラはイマジン(マリオ)、リーナ(ピーチ)、ママ(ルイージ)、パパ(キノピオ)の4人。 カッコ内がマリオUSAでのキャラ。能力はどちらも変わらない。 7章20ページの物語を、家族4人で進めて行く。1人でマムーを倒してもダメなのだ。 一応、セーブ機能あり。 ■だたの”キャラ書き換え作”ではない よく「マリオUSAはドキドキパニックのキャラをマリオキャラにしただけのもの」 という情報を耳にするが、それだけではないのだ。 細かい所から大きな所まで、結構違いがある。主な所を挙げると ・チョッキーがいない 5章のボスがチョッキーではなくドン・チュルゲ。地面にトゲがある難しいステージになっている。 ・BGMの違い キャラ選択・地上BGMがマリオUSAより少し短い、他裏面や無敵のBGMなど ・Bダッシュができない これが以外と辛かったりする・・・ ・スロットマシン なんかチープ・・・ 他にも敵を倒すと「アギャー」と叫んだり、チェリーやPOWブロックなどが動かなかったり、 滝の流れが速かったり、爆弾の文字が「BOM」だったり、野菜が黒くて揺れなかったり、 魔法の薬が魔法のランプだったり、きのこがハートだったり、1UPキノコが各キャラの顔だったり、 カギを取ってもカメーンが動かなかったり、こうらがビッグフェイスだったり、次のステージの門となる仮面の姿が違かったり、 きのこブロックがマスクだったり・・・ と、違いを挙げればキリが無いのだ。 ■ここに注目! パッケージまでそっくりな「ドキドキパニック」と「マリオUSA」(でもよく見ると違う) 説明書には本来出てこない幻のキャラ、ヘイホーグレーの姿があったり、 その他、開発途中と思われる画像が多く使われている。 悪く言うと中途半端な作品。でも、マリオUSAの原作である事は変わりない。 ちなみに、7−3が存在しないのは、最後のページ(マムーが降参したページ)が破られたからなのだ。 これはマリオUSAでも引き継がれているが、この「夢工場」の物語を知らないとわからなかった事実。 任天堂開発フジテレビ発売なので、マリオ(任天堂)とイマジンくん(フジテレビ)が手を握っているシールが入っている。 ![]() |