マリオふぁん通信



⊂ CONTENTS ⊃
アニメ映画 ピーチ姫救出大作戦!
「スーパーマリオクラブ」って何?
ピーチ姫が主人公のゲーム?
英語の教科書にマリオ
化粧品のCMにマリオの曲が!?
街で見かけたマリオ







 ■ アニメ映画 ピーチ姫救出大作戦!
スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!

1986年に放映された、日本初(?)のマリオアニメ。
「スーパーマリオブラザーズ」を題材にした、60分のアニメ映画なのだ。
プロローグ

ある夜、マリオはテレビゲームに熱中していた。
お茶を入れてきたルイージの言葉も耳に入らない様子。必死の呼びかけも通じず、 呆れて先に寝てしまうルイージだが、それでもマリオはゲームに夢中。
すると急にテレビ画面が変わり、敵に襲われるお姫さまの姿が映し出された。 マリオは呆気にとられて画面を見ていると、お姫さまと敵たちがテレビを飛び出し、 マリオの部屋の中に入ってきた。 必死に助けを求めるお姫さまと部屋中を暴れる敵たちにマリオは何が何だかわからない。 しばらくして落ち着くと、お姫さま「ピーチ」という名で、マリオに助けを・・・と、その時。 今度はクッパがテレビから出てきた!ピーチ姫をかばって必死に戦うマリオだが、 あっさりやられて、ピーチ姫を連れて行かれてしまった・・・
ピーチ姫が残したアクセサリーを手がかりに、弟・ルイージと犬に見えない犬「キビダンゴ」 と一緒に、ピーチ姫救出大作戦が始まる!


データ(一部略・敬称略)

・制作(OPクジレットより)
企画トシ・サウンドファクトリー すずきまさかつ
企画推進柳沼右三 木村隆人
原作任天堂
プロデューサーすずきまさかつ 波多野恒生
脚本高屋敷 英夫
音楽木村 敏之
オリジナルキャラクター任天堂 宮本茂 手塚卓志
作画松山まや
美術監督阿部行夫
カラーデザイン田中完和子
撮影監督熊谷幌史
編集高島健一
音響監督浦上靖夫
効果柏原満
監督波多正美

・キャスト(EDクレジットより)
マリオ古谷徹
ルイージ水島裕
ジュゲム堀絢子
ミスエンドレス
キビダンゴ千葉繁
ハル王子菊池正美
きのこ仙人宮内幸平
ハンマーブロスキートン山田
キノピオ1山本百合子
キノピオ2江森浩子
クリボーA丸山裕子
クリボーB小宮和枝
パタパタ親中野れい子
パタパタ子ペリーズ
ピーチ姫山瀬まみ
クッパ大王和田アキ子

 





 ■ 「スーパーマリオクラブ」って何?
スーパーマリオクラブ」をご存じでしょうか?
テレビ番組ではなくて、ゲームのスタッフロールでよく”スペシャルサンクス”に載ってるあれです。
スーパーマリオクラブとは簡単に言えば、ゲームソフトの評価とデバックをする集団。
1991年に設立し、現在も活躍中。

ゲームソフトの評価
そもそも、内容の乏しいゲームを世に送り出すのを防ぐために作ったシステム。
消費者から集めたモニター+任天堂スタッフにゲームソフトを評価させる、 いわば「任天堂公認ソフト審査システム」なのだ。 点数は40点満点で付けられ、28点を超えたソフトが「スーパーマリオクラブお薦め」ソフトとなり、雑誌等で紹介される。 逆に、一定の点数を越えなければ発売する事ができないらしい。 この審査を元に、問屋はゲームの良悪を見抜き、入荷本数を決めるのである。

デバック
もう1つは発売前のゲームをチェックし、バグを見つける仕事。
これは不定期に任天堂の方からアルバイトの募集がかかるので、知ってる人も多いかも。 ただ、発売前のゲームをプレイするといっても、好きに遊べるわけではなく、 ひたすら同じ所を歩き回ったり、メニューを開閉し続けたり、文章の誤字を見つけたり と、通常の人がやらないような事もしてバグを直していく、一番大変な作業なんだとか。



店頭に置かれていた販促物
(クリックで拡大)

 





 ■ ピーチ姫が主人公のゲーム?
「スーパードンキーコングwithマリオ」のP137にも載っている”ピーチ姫が主人公”というゲーム。
この本では「任天堂はそんなゲームをだしてないよ」で終わっているが、
実はコレ、任天堂に無許可で出されたゲームなのだ。

ゲーム名は「MISS PEACH WORLD」。
機種はファミコン。ジャンルはアクションゲーム。
発売元は「ハッカーインターナショナル」という任天堂に無許可でファミコンのソフトを制作・販売していた会社。

パッケージを見るにマリオ3が発売された後に発売されたものと思われる。
手を広げ、飛んでるようなピーチとマリオ3チックなロゴ、そして周りにゴチャゴチャと。
ピーチは冠ではなく、マリオみたいな赤い帽子をかぶっている。
ストーリーもなんかスゴイらしく、なぜかスケボーに乗って旅にでるらしい。

・・・あくまでも任天堂が制作したものではないんで。


カセットの画像(画像提供:GTAさん)

ちなみに、ピーチ姫は2005年、ニンテンドーDSでめでたく主人公になれました

 





 ■ 英語の教科書にマリオ
東京書籍発行「NEW HORIZON English Course 1」の教科書内にマリオの話題がでているのだ。
登場人物たちがマリオの年齢について話し合う内容で、これが多くの誤解を生むことになった。

まず最初は「これはだれ?」という単元。
「Who's this?」や「What's this?」を習う。
ここで登場するのはドアップのマリオさん。
「Who's this?」「It's Mario.」

で、こちらは問題の「マリオの年齢は?」
ケン「サラ、マリオ知ってる?」
サラ「ええ。彼はアメリカでとっても有名なのよ」
ユミ「本当?」
パウロ「マリオはあまり若くないけど、とてもかわいいね」
ユミ「彼が何歳だか知ってる?ケン」
ケン「知らない。たぶん35歳」
ここで登場人物のケンが推測でマリオの年齢を35歳と言ってしまったので
この教科書を使った全国の少年少女はマリオが35歳だと思ってしまった。
マリオの年齢が35歳だと言ってる人は、多分この教科書を使っていたかも。

 





 ■ 化粧品のCMにマリオの曲が!?
あの有名なマリオの曲が、化粧品のCMで使われたことがあるのだ。
使用されたCMはポーラ化粧品の『DAY+DAY VITAX』という商品。
1998年8月末から12月まで放送された。

使用した理由を伺ったところ、商品特長、「ビタフォースの力で元気な肌へを」 をアピールするために、元気で明るい曲、「マリオ」を使用。さらに、商品の対象年齢 である、20代後半から30代の方にかけてゲームを通じてのわかりやすい音楽だからだそうだ。

要するに「元気で明るい感じ」であることと「知名度」が高いってことで使われたらしい。
化粧品のCMにまでマリオの曲が・・・

 








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