マリオのはなしをしよう。 vol.1 流丸さん


1.一番最初に一番最後のステージを遊んだ
2.マリパ2のクッパの小芝居が好き
3.マリオは「ホーム」



kikai 流丸さんは普段から絵も描かれていますよね。
自己流でマリオを描いてもらえますか?

流丸 はい。

(色紙とペンを渡して)

kikai マリオを描くときのコダワリとかってありますか?

流丸 鼻とヒゲと目のバランスですかね。
何回も描いてきているんですけど、 ちょっと気を抜くとなんか違和感を感じるんですよ。
バランスを見て何度もリテイクしますね。
マリオのヒゲの角度とか、すごく悩みます。
ここが一番リテイクが多いですね。

(口を描きながら)

流丸 口で最近悩んでいるのは、上の歯を描くか描かないか。
前、マリオのフィギュアを見ながら 「この前歯が良いんですよね!」って言ったときに kikaiさんが乗ってきてくれて嬉しかったです。

kikai 歯は大事ですよ。
上の歯だけ見えてるってところがポイントなんです。

流丸 それが可愛いんですよね。

(眉毛を描きながら)

流丸 自分流のマリオは、絶対眉毛を前に出すんですよ。
前に出すというか、『マリオ&ルイージRPG』みたいに 帽子の上に乗っけちゃうんです。
沢田先生の描くマリオは、帽子に隠しちゃうんですよね。
端っこしか見えてなくて。
私はマリルイに感銘を受けて、ずっと出しています。

(ヒゲを描きながら)

流丸 昔、キューブのときに『DDRマリオ』とかの 腕を組んだルイージのアートワークをよく見ると、 ヒゲが茶色味がかってる感じで。

kikai そうでしたね。

流丸 「あれ?茶色んだ!」って。
そのあとイラスト描くときは茶色っぽく描いていたのですが、 最近では真っ黒になっちゃって、あれは何だったんだろうって。

kikai 今でも茶色っぽく見えるときはありますね。

流丸 あと、前からの疑問で、マリオのヒゲと髪、 色が違うのでどっちを染めているんだろうっていう…。

kikai どっちかが地毛なんでしょうね(笑

(体を描きながら)

流丸 あ、そうだピースさせよ。
最近マリオはピースしてませんけど、 ピースをしたマリオはお茶目でかわいい。

kikai 昔のマリオはピースのイメージが強かったですね。
スーパーファミコンのころあたりの。

流丸 以前、個人的にホットだったのが、マリオの首ですね。

kikai 首、ですか?

流丸 首をどこまで描くかっていう。

kikai マリオの首はほとんど見えないですもんね。

流丸 でも最近あるってことに気づいて。
そりゃあ人間ですもんね(笑
私はマリオでイラストを描き始めたので、 普通の人間が描けなかったんですよ。

kikai わかります(笑

流丸 完成です!



kikai お疲れ様でした!





kikai 最後に質問です。
流丸さんにとってマリオとは?

流丸 なんですかねぇ…
「ホーム」、ですかね。

kikai ホーム?家ですか?

流丸 任天堂以外にも、いろんなゲームが好きでやるんですけど、 最終的にマリオのところに帰ってくるんです。
ポケモンをやったり、ドラクエをやったりしてマイブームが変わるんですけど、 マリオの新作が出る度にマリオのところに帰ってくるんです。

kikai ほほう

流丸 マリオをやることは”浮気”という言葉を使わないんです。
あくまでもマリオがホームポジションなので。

kikai なるほど。
マリオを自分の家と例えると、ほかのゲームは友達の家で、 ちょっと出かけて遊んできて、また自分の家に戻ってくるんですね。

流丸 そんな感じです(笑



さすが、長い付き合いだけあって、積もる話が多かったです。
昔の自分を知っているというのは、嬉しくもあり、恥ずかしくもあり…。 そういえばそんなこともやってましたねぇー! と自分もスッカリ忘れていたことを思い出すことをたくさん思い出させていただきました。 (思い出したくなかった黒歴史含む)
3時間近く話していたのですが、我々しかわからないであろう話題が多く、 その部分はざっくりカットさせていただきました(笑)。 流丸さん、ありがとうございました!



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