ペーパーマリオRPG |
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発売日 | :2004年7月22日 |
価格 | :5800円(税込) |
ジャンル | :アクションRPG |
Players | :1人 |
使用ブロック数 | :17 |
開発 | :インテリジェントシステムズ |
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■”かみ”マリオ
マリオというゲームキャラクターが出て何年経ったでしょうか?
業務用「ドンキーコング」で世に出て、「スーパーマリオブラザーズ」で大ヒット。
ディズニーのミッキーをも凌ぐほどの人気キャラとなったマリオ。
マリオシリーズのゲームの売り上げは世界中で数億本。
まさにゲーム界の神的キャラクターです。
その「神」が「紙」になった!
・・・えぇ、それが言いたかったんですよ。
”紙”といえば、N64で「マリオストーリー」がありました。
そう、その「マリオストーリー」が大幅にパワーアップしたのが、この「ペーパーマリオRPG」なのです。
「マリオストーリー」の世界観を引き継ぎ、さらに色々な要素を加えられた新しい世界。
より”かみ”になったマリオのおはなしです。
■始まりはピーチから
マリオの冒険の始まりといえば、だいたい原因はピーチ姫です。
もちろん今回も・・・
キノコ王国をめぐる旅に出ていたピーチ姫ご一行。
燃料補給のために立ち寄った町で古ぼけた地図を見つけました。
物売りの話によると、何でも伝説の宝の地図だとか・・・
それからしばらくしてマリオの家に手紙が届きました。ピーチ姫からです。
一人では大変なので宝探しを手伝って欲しいとのこと。
「ゴロツキタウンの港で まってます(ぜったい きてくださいね) ピーチより」
なんて書かれていちゃ、マリオも出かけないワケには行きません。
こうしてマリオはピーチ姫の待つ、「ゴロツキタウン」へ出かけていきました。
■絵本のような紙の世界
この世界は絵本のようなペラペラな世界。
道に生えている草も、木も紙でできたようにペラペラ。
ページをペラっとめくったり、紙をビリっと破いたような演出も見物。
ブロックからアイテムが出てくる時もパカっと一瞬開いたり、
店などの建物に入った時もパタパタと壁が倒れて店の内部が見えるようになったりと、
一つ一つの楽しい演出も見逃せません。
「マリオストーリー」よりも進化した”紙っぽさ”を堪能あれ。
また、マリオの冒険で訪れる様々な場所。
賑やかだったり、物騒だったり、物静かだったり、美しかったり・・・
今までのマリオシリーズでは味わえなかったロケーションが、冒険をより楽しくしてくれます。
■ペーパーなマリオ
前にも書いたように、このゲームではキャラもペラペラです。
と、言っても一枚絵ではなく、紙を何枚か重ねた感じです。
そんなマリオは冒険中に色々な能力を授かります。
例えば「ペーパーモード」
ペラっと90°方向を変え、見た目ペラペラな状態です。
ペラペラのマリオが正面を向くと、当然細く見えるワケですね。
そうるすと、狭い隙間も通れちゃうワケです。ペラペラだから成せたワザ。
他に、クルっと体を丸めて転がり、狭い横の隙間を通る「ロールモード」や
体をパタパタ折りたたんで変形する「ヒコーキモード」や「ボートモード」があるります。
いづれも、冒険する上で必要になる変形です。
■冒険の仲間たち
RPGといえば主人公を支えてくれる頼もしい仲間たち。
もちろん、この「ペーパーマリオRPG」にもいます。
物知りなクリボーの女の子、ちょっと弱気なノコノコの男の子、
大女優、生まれたばかりの小さなファイター・・・などなど。
「マリオストーリー」では、マリオシリーズのデフォルメされた敵キャラが仲間になりましたが、
今作は全てがデフォルメキャラじゃありません。オリジナルキャラも仲間になります。
デフォルメキャラに負けないぐらいの個性を持っています。
仲間やマリオの能力を上手く使って冒険を進めましょう。
■悪いヤツらをやっつけろ!
さてさて、冒険の道中にはマリオを付け狙う悪いヤツらがウヨウヨいます。
バトルの基本的なシステムは「マリオストーリー」とほとんど同じ。
・・・と言っても知らない人もいるでしょうから、簡単におさらい。
マリオの主な攻撃方法はハンマーとジャンプ。
与えるダメージは「攻撃力−相手の防御力」。実にカンタン。
例えば、防御力「1」の敵に攻撃力「2」で攻撃すると、相手に与えるダメージは「1」
さらに、攻撃には攻撃できる”対象”があります。
ジャンプだったらどこの敵へも攻撃できるがトゲの敵は苦手、
ハンマーはトゲの敵にも大丈夫だが、地上前列の敵にしか攻撃できない。
といった感じ。
新しい武器を手に入れたり、バッジを装備すると、攻撃のワザも増えるのです。
攻撃をする時に「アクションコマンド」を成功させると攻撃力がアップ!
敵を倒すと「スターポイント」がもらえ、これが100ポイント集まるとレベルアップ!
バトルシステムはとても簡単です。
■魅せるバトルで盛り上げろ!
と、ココまでは「マリオストーリー」と同じです。
今回大きく変わったのは「舞台」
マリオは戦う時、舞台に立ちます。お客さんが見ている舞台です。
観客が見ているワケですから、当然観客を喜ばせなければなりません。
アクションコマンドやアクロバットをガンガンキメて観客を喜ばせましょう。
たまには「アピール」をすることも忘れてはいけません。
スーパースターも大変なのです。
観客を喜ばせると、「スターパワー」がもらえます。
この「スターパワー」はスペシャル技を使うのに必要なのです。
観客の中には物を投げてくる客もいます。
それがマリオたちのファンだったら役に立つアイテムやコインを投げてくれます。
しかし、観客の中には石や空き缶を投げてくる迷惑なヤツもいます。
ダメージを受けるので、悪い物を投げつける客はちゃんと注意しましょう。
■舞台は仕掛けでいっぱい
このマリオが立つ「舞台」
この舞台には仕掛けが沢山用意されています。
背景がバタンを倒れてきたり、某バラエティ番組のようにタライが降ってきたり。
基本的にはダメージを受けるが、中には良い効果をもたらす仕掛けも。
この舞台はマリオがレベルアップしてスターランクが上がると立派になっていきます。
最初は小さな体育館でもスターランクが上がれば歌劇劇場に立てるのだ。
舞台が立派になれば、集客数もアップ。もらえるスターポイントもアップです。
そして仕掛けの数もアップ・・・
■ペーパークッパRPG
やっぱり事件に巻き込まれ、誘拐されてしまうピーチ姫ですが、
それを聞いて黙っていないのがピーチ姫さらいのベテラン、大魔王クッパ様です。
「ワガハイをさしおいてピーチ姫をさらうとはまったくもって絶対に何が何でも許せ〜ん!!」
とお怒りの様子。こうしてはおれん!と、ピーチ姫を奪い返す旅に出ます。
どうやらマリオが探している伝説の宝にも興味があるようです。
今作はクッパを操作するイベントも用意されています。
途中で用意されているミニゲームでは、敵をなぎ倒し、障害物を破壊しながらクッパ様が突き進む!
■ペーパールイージRPG
一方ルイージはまたお留守番・・・じゃないんです。
怪物クリキングにさらわれたワッフル王国のエクレア姫を助けるため、大冒険をしています。
ちゃんと仲間キャラも連れています。立派です。
けど、クッパと違ってマリオの冒険に直接的な関わりは無い(悲
冒険の途中にゴロツキタウンに寄ることがあるので、その時に冒険の話を聞くことができます。
ルイージだけでなく、ルイージが連れている仲間の話も必読です。
■独特の世界観
一見暖かく、ほのぼのとした内容に見えるこのゲームですが、ピリリと毒が効いてる部分もあります。
”子供向け”と一括りにしてしまうのは大変勿体ない!
数多く用意されたテキストは圧巻。
今までのマリオシリーズでは聞くことの無かったセリフが斬新に感じるでしょう。
是非仲間クリスチーヌの「ものしり」を使って下さい。
場所・人・敵キャラ、片っ端から調べて下さい。
■「マリオストーリー」で楽しさ2倍!
また書きますが、「マリオストーリー」の延長線にある「ペーパーマリオRPG」
システムや世界観など、引き継いでる部分もあります。
冒険中には、「マリオストーリー」に登場したキャラや場所の名前が出てきます。
このゲーム中に出てくる「マリオストーリー」のキャラは別として、話の中に出てくる名前はわからないかも・・・
と、いうワケで先に「マリオストーリー」を遊んでおくとより楽しめます。
「マリオストーリー」がいかに進化したかも実感できるハズです。
だからと言って「マリオストーリー」をプレイしておかないと楽しめないわけではないのでご注意を。
「ペーパーマリオRPG」の後に「マリオストーリー」を遊んでも十分楽しめるハズです。
■ここに注目!
ちなみに、パッケージは「絵本」をイメージしたデザインになっています。
しかもゲームと同じ横書きの形になっている。
コダワリはパッケージから始まっているのだ。
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