■ デイジーって、だれ?


デイジーは、黄色いドレスと茶色い髪が特徴のサラサ・ランドのお姫様。
1989年4月21日、ゲームボーイ本体と同時に発売された『スーパーマリオランド』でデビューした。

 マリオシリーズのお姫様といえば、ピーチ姫がお馴染みだが、海外ではその名前が使えなかったため (そのため、ピーチはニンテンドウ64以前まで「Princess Toadstool」と呼ばれていた)、新しく登場したという説がある。 おしとやかなピーチと比べると、やや活発で感情表現がハッキリとしている。 その粗暴さが幸いしてか、クッパにさらわれることはほとんどない。 能力的には、技術面は劣るものの、パワーやスピードが優れていることが多い。


 『スーパーマリオランド』で登場した後、『マリオオープンゴルフ』で少しだけ姿を見せたが、 それ以後はしばらくゲームに出なくなる。しかし、その裏で実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』で ヒロインを務めたり、コミックボンボンで連載されていた本山一城先生のマリオコミックでは、 本来は登場しないゲームにまで登場したりとそれなりに活躍(?)していた。
 再びゲームに姿を現したのは2000年に発売された『マリオテニス64』でのこと。 再登場した理由は、人型キャラクターの不足だったからとか。 この後『マリオパーティ3』にも参戦し、以後のシリーズのレギュラーとなった。 この頃の容姿はゲームボーイ時代と変わらず、長い髪に褐色の肌だった。
 ハードがゲームキューブに移り、2002年に『マリオパーティ4』で登場したときは、デザインが一新。髪が短くなり、ドレスのデザインも変わった。『マリオゴルフFT』以降で声もディアナ・マスタードさんとなり、現在のデイジー像がようやく完成した。2008年には『マリオカートWii』で赤ちゃんのころのデイジー、ベビィデイジーがデビュー。

 今では『テニス』や『カート』などのスポーツ系ゲームをはじめ、 マリオファミリーが多く登場するゲームではすっかりお馴染みの顔となったデイジー。 しかし、それ以上でもそれ以下でもない微妙なポジションであるため、今後の活躍が気になるところである。




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